NPO法人 里神楽・神代神楽研究会

神楽師 加藤俊彦

江戸時代から続く神楽の実演・体験

公演日
2022年2月13日(日)
時間
12:30~13:30/14:00~15:00
場所
妙法寺 境内(屋外)

杉田で昔から親しまれてきた神様、恵比寿大黒 福寿の舞や、獅子舞の演舞・体験をお楽しみください。

獅子舞 演舞と体験
獅子舞は悪いものに噛み付き追い払う役だけでなく、「噛み付く」は「神が憑く」の縁起物として新しい事の初める時には獅子舞が昔から盛んに行われています。今回は獅子舞をお見せするだけでなく、お子様を中心に体験してもらうことで、コロナ退散を祈念したいと思います。たくさんのご参加お待ちしております。

恵比寿大黒福寿の舞のご紹介
恵比寿さまはあの有名なイザナギとイザナミの第一子として生まれた神様でしたが、3歳になっても立つことが出来ずに海に捨てられてしまいました。ところが生きる強さを持っていた恵比寿さまは釣りを覚えて生き延びました。その強さが認められて日本出身の神様として唯一七福神に選ばれた神様です。ビールのラベルから微笑みかけてくれる優しい神様で、大漁を祈念するし、杉田でも昔から親しまれたきた神様です。

そして大人気の神様に大黒様がいます。お寺でも僧侶の奥さんの事を大黒さんと呼ぶこともあり、親しまれています。日本の神話では読み方が一緒なことから大国主と一緒に考えられていて、ネズミに助けられた経験からいつもネズミを連れています。そして米俵に乗っていますが、あれは米にのった罰当たりな神様という事でなく、米を運んできてくれる宝授けの神様です。今回は恵比寿様が鯛を釣り、杉田の海の繁栄を祝い、大黒様が杉田の梅の豊作を祝う宝授けの舞を披露します。恵比寿は口を開けて笑い、大黒は口を閉じて笑っています。阿吽を現していて、2人が揃って舞う福寿の舞で杉田梅祭りの繁栄を祈念します。

NPO法人 里神楽・神代神楽研究会 代表 加藤俊彦
東京芸術大学音楽学部邦楽科能楽囃子笛専攻に入学。『里神楽 加藤社中』を設立。「能管」「篠笛」の可能性を追求するため、和のリズムを取り入れた作曲で様々な楽器との共演にも力を入れる。日本に伝わる古典の響きのすばらしさや懐かしさ、クラシックの響きや、奥ゆかしさを取り入れて、より日本の音楽が世界に通じるように研究を重ねる。